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人による悲しい事故を繰り返さないために。人工知能の開発支援

人工知能開発支援(AiFund)

突然ですが、今日はまじめな話をします。

9月19日、ニューヨークで爆弾を使ったテロがありました。
29人もの方が負傷されたのです。

突然の悪意にさらされた方々、そのご家族の痛み…。
家族を持つ者として胸が痛みます。そして考えずにはいられない。
旅先でや出張先でもし家族が…と。
どうしたら防げるのか。こんな悲劇を。

私のような思いをもっと強く抱き、一歩前に踏み出した方がいらっしゃいます。

人工知能開発基金を設立された赤羽輝久氏です。

この基金の源は、痛み。
人の手では防ぐことのできなかったあらゆる事故、テロなどのトラブルで大切な家族を失ってしまった方々の痛みです。
 
人口知能開発基金(AI-Fund)とは
医療や運輸など、各分野の専門家と人工知能の開発事業者をつなぐ基金です。
人間が防げなかったことを「AIの技術(ディープラーニング)で未然に防ぐ」
ことを目指し、専門分野の知識とAIの技術、その共同開発を支援しています。
これによるさらなる企業やエンジニアのAI分野への参入を促すものです。
また人間が防げなかったミスによる事故、テロの悲劇に遭われた方々への支援も目的としています。


人工知能開発基金 悲劇を受けてからの対処だけではなく、もう起こさせないための活動。
事故は予測できなかった事によるものも多く、テロには各国の軍や警察が全力で取り組んだことでしょう。
それでもあきらめてはいけない。だから、一歩先へ進んだ対処を。
これまでの報道で、今特に求められていることと感じました。

赤羽氏は、2012年12月2日に起こった山梨県の笹子トンネルでの崩落事故をきっかけに、人による保守の限界を感じたと言います。
それは車・トラックなどの乗り物事故や、病院で起こる医療事故なども含めて。
だから起こってしまったことを無駄にしないために、これらをビッグデータにして人工知能に学ばせ、同様の事故を防ぐことにつなげて行こうという活動を始めました。

悲劇を繰り返したくなくてもどうしていいのかわからない。
そこから立ち上がった赤羽氏の、深い思いを感じました。

知識・技術・繋ぐ力。
そのどれもが大切なことだと思います。

専門分野に明るい人材。
人工知能を作り上げる技術。
それぞれが高められた尊敬すべき分野です。でも。
新たな事を成し遂げるにはそれらを繋ぐ役割が必要です。
それはどちらも視野に入れることのできる幅広い知識と行動力を持った人にしかできないこと。
そして未踏の地へ歩き続ける強い意志も。

そのすべてを持ち、歩き出された赤羽氏を尊敬します。
どうかこの活動がたくさんの人を起こりうる悲劇から救ってくれますように。


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